オンライン留学で日本から海外の最新コースを学ぶ。留学費用をかけずにビジネスや政治・言語学からIT/AIまで。日本語対応コースも充実。
海外の大学・企業が提供する通信制コースに日本からオンラインで留学し、通学と同じ学位や修了証を激安で取得する方法を紹介します。グローバルで通用するスキルを身につけたい、留学したいけどお金がない、仕事は辞められない、家族を日本に置いて行けない、そんな理由でグローバルなキャリアを諦める必要はもうありません。自宅にいながら世界で通用する知識を身につけ、将来の可能性を広げましょう。
「大学や大学院で何年も勉強する時間はとれないな…」という方は1週間〜数ヶ月で取得できる修了証コースもオススメです。有名大学や大企業が実務で役立つ即戦力のコースをたくさん開催しており、コースを最後まで終えることで正式な修了証が発行されます。修了証は就職・転職活動をおこなう際、履歴書や職務経歴書に記載することで、その分野の知識をもっていることの証明になり、また自己学習の努力ができる人材であることを客観的に示すことができるので、書類選考の通過率が上がったり、面接時の好材料になります。費用も無料から高くても数万円のものが多くお手頃です。更に、学習は無料、修了証(PDF)が欲しい場合のみ有料、といったお得なコースもあります。
コースは日本語字幕に対応しているものもありますが、英語のコースでも無料のDeepLやChatGPTなどのAI翻訳を使いながら学習が可能です。むしろ、自分の興味のあることを学習しながら、英語の学習も兼ねることで英語力のアップもできてしまいます。特に、短期間の修了証コースは動画視聴と選択式のテストだけで修了できることが多いので、英語に苦手意識のある方もぜひ一度、試してみてください。
コロナ禍を経た2024年現在、オンラインでの学習は一気に加速し、今では世界中の大学や企業が20,000以上のコースを開講しています。ハーバード大学などの有名大学を日本にいながら卒業することもできますし、Googleが今まで社内で洗練させてきたプロジェクトマネジメントのスキルを短期間で学び修了証を取得することもできます。コースの種類も4年制大学(学士)、大学院(修士)に加え、短期間で取得できる準学士や準修士、単体コースの修了証や複数コースをセットにした専門分野修了証など様々で、文系・理系問わず幅広い分野が用意されています。
オンラインでの学習は通学コースと比べて移動時間が不要で、授業料が安く、現地での生活費や留学保険費・渡航費などもかかりません。また、異国での慣れない生活や治安などに不安を感じることなく、日本での生活を続けながら勉強に専念することができます。働きながら卒業できるコースもあるので、バイトして生活費を稼ぎながら勉強したり、社会人として仕事をしながらのリスキルにもモッテコイです。
■100%オンラインで卒業できる通信制コースの例(修士課程)
ハーバード大学(THE世界大学ランキング2位@2023年)
エクステンションスクール マネージメント修士 540万円 ※65%OFF!
参考: 通学制ビジネススクールMBA 1620万円(現地滞在費、留学保険、渡航費など含まず)
ペンシルバニア大学(THE世界大学ランキング14位@2023年)
コンピューター/インフォメーションテクノロジー修士 450万円
イリノイ大学 アーバナ・シャンペーン校(THE世界大学ランキング48位@2023年)
オンラインMBA(期間:2-3年) 340万年 ※45%OFF!
参考: 通学制MBA 620万円(現地滞在費、留学保険、渡航費など含まず)
※THE世界大学ランキング:世界中の大学を難易度・カリキュラム・環境など様々な観点で評価し、毎年ランク付けしているサイト。ちなみに東京大学は39位、京都大学は68位(2023年度)。詳しくはこちら。
ほとんどのコースは自分のペースにあわせて学習できるようになっています。学業や仕事、家事・育児などで忙しい時は一時的に受講を中止したり、逆に時間がある時は集中して学習することができます。また、有名校の高難度のコースでも、一つの学期に受講するコースを減らして集中すれば単位取得の可能性も広がります。大学によっては入学試験や書類審査が不要ですぐに受講開始できるコースもあり、また日本の高校・大学の成績証明書や英語テストの成績が不要だったりと、チャレンジしやすい環境も用意されています。
少し前までは、海外留学というとお金持ちや、会社の社費で留学できるエリートサラリーマン、または出費を覚悟して勝負をかけられる人のためのもので、普通の庶民には手が届きませんでした。でもネットの普及、コロナによるオンライン学習の浸透を経て、状況は変わりました。日本にいながらリモートで海外の大学に留学したり、有名企業が提供するAIやファイナンスなどの最新のコースを日本にいながら学習し、もし現地でしか得られない対面のコミュニケーション経験が欲しければ、それは旅行ベースで現地に行って補うこともできます。
学士・修士に加えて準修士、準学士、修了証など多彩な選択肢
一般的な4年生大学(学士)、大学院(修士・博士)コースに加え、海外の通信制大学には準学士・準修士や修了証など、さまざまなコースが用意されています。学習したい内容、捻出できる時間・費用にあわせ、自分に合ったコースを選ぶことができます。時間をかけて大学院の修士を卒業することもできますし、お手軽な修了証コースで知りたい知識をサクッと学習し、スキルアップすることもできます。修了証がもらえる単体コースは無料のものから、高くても10-20万円程度と手の届きやすい価格帯になっています。もちろん履歴書・職務経歴書に記載できるので就職活動や転職活動でのアピールになります。
大学が提供するコースに加え、GoogleやMicrosoft、Facebook、IBMといった有名企業もコースを提供しており、短期間で仕事に即役立つスキルを身につけることができます。
学位 | 相当する 日本の学校 | 英語表記 | 期間 |
修了証 (認定証) | Certificate | 1週間〜 | |
準学士 | 短大 | Associate degree Foundation degree | 1-2年 |
学士 | 大学 | Undergraduate degree Graduate diploma | 4年 |
準修士 | Post Graduate diploma Post Graduate certificate | 1年 | |
修士 | 大学院(前期) | Master’s degree | 2年 |
博士 | 大学院(後期) | Doctor’s degree | 2年 |
■短期間で卒業できるコースの例(修了証)
ハーバード大学(THE世界大学ランキング2位@2023年)
コンピューターサイエンスforウェブプログラミング修了証 (期間:6ヶ月) 5万円
ケンブリッジ大学(THE世界大学ランキング3位@2023年)
コーポレートファイナンス修了証 (期間:3ヶ月) 5万円
イェール大学(THE世界大学ランキング9位@2023年)
ファイナンシャルマーケット修了証 (期間:33時間) 無料
ミシガン大学(THE世界大学ランキング23位@2023年)
持続可能性と開発マスタートラック修了証 (期間:4-6ヶ月) 30万円
ロンドンスクールオブエコノミクス(THE世界大学ランキング37位@2023年)
統計学基礎 準学士 (期間:5ヶ月) 13万円
マサチューセッツ工科大学(THE世界大学ランキング5位@2023年)
サプライチェーンマネジメント準修士 (期間:1.5年) 22万円
Google
データ分析 修了証 (期間:6ヶ月) 無料
詳しい解説はこちら
世界で通用するコースを卒業して人生の選択肢を広げよう
コロナ禍によるリモートの浸透、人口減少による労働力の海外リソースへのシフト、円高などの社会情勢の変化を受け、人材を採用する企業側の意識もこの10年で大きく変わってきました。私は日本の大手企業で新卒/キャリア採用に携わっていますが、英語スキルに加え、グローバルで通用する実践的なスキルを高く評価するようになってきています。また、昔の終身雇用時代のようなゼネラリスト型人材ではなく、特定分野の強みを持つスペシャリスト型の人材を求める企業が増えており、入社後のローテーションをなくして職種固定で採用するパターンが浸透してきています。それは、自己の専門性を高めたい求職者のニーズにもマッチしますし、新卒採用も配属先ガチャのない配属先確約での採用も増えています。現在の自分の強みに英語力やグローバルスキルをかけ合わせて、オンリーワンの人材を目指しましょう。
また、オンラインでの学習を通学コースよりも劣っていると評価する企業も減っています。オンラインコースを開講するほとんどの大学は、オンラインコースの品質が通学制と同じであり、学位や修了証も通学のそれと同じものであると明言しています。それもあり、最近では外資系企業だけではなく、JTCを含む国内企業からもオンライン学位・修了証が高く評価されるようになってきています。個人の努力で海外の大学を卒業した・コースを修了した、というチャレンジ精神や学力はもちろん、英語力の証明にもなります。
社会人の場合
学校を卒業してすでに働いている場合、オンラインでの学位や修了証の取得は即キャリアアップに役立ちます。興味のある、今後の人生で役立ちそうなコースを探し、4年生大学卒なら海外大学の修士(大学院)コース、高卒なら海外大学の学士(4年生大学)コース、または時間を節約するなら準修士、準学士、または単体の修了証コースを修了すれば、新たな道が開ける可能性が高まります。履歴書・職務経歴書で職歴を補強するプラス材料にしましょう。
学生の場合
現在、高校生や大学生で海外大学を受験する場合は、卒業後に進みたい業界や職種をイメージしながら、自分の学びたい知識が得られる大学/コースを決めることが大切です。現在、既に大学生の場合は単位をトランスファーして海外の大学に編入するか、大学卒業後に大学院生としてオンライン留学するパターンもあります。コースによって単位や成績などの要件があるので、学習状況にあわせて大学/コースを探しましょう。海外の大学はクラスの開始・終了時期や卒業時期が日本と異なりますので、日本で就職活動する場合は就活のタイミングに合わせてコースを履修し、卒業できるようにスケジュールを立てましょう。
海外の大学をリモートで卒業すると、外資系企業への就職、グローバル展開している日本企業、およびこれから海外展開を考えている日本企業など、海外に関する仕事でキャリアを伸ばす入り口に立てます。
オンライン留学の注意点。一人で学習を続ける必要あり。海外での就職は現地留学と同様に厳しい時期。
オンライン留学は現地に行かず、日本からリモートで勉強するため友達が作りにくいというデメリットがあります。そのため、日々の勉強はもちろん、コースの申し込みや授業情報等の入手も自分で進める必要があります。オンライン/対面がミックスで行われている授業など、現地には旅行ベース(旅費がかかりますが住むよりは断然安い)で行くことでオンラインの友達や教授に会い交流を深めるのも手です。
自分一人で勉強すれば良いなんて、ぼっちが平気なお一人様にはむしろご褒美かも。
また、2024年現在、オンライン留学は通常の留学と同様、卒業しても海外現地での就職は難しい状況です。国によりますが、現地の企業に就職するには在学中からネットワーキングして知り合いを増やし、興味のある企業でインターンシップして業務能力を証明していく必要があります。しかし、最近は米国を中心にビザの発給が厳しくなっており、現地に留学している学生でも現地就職ができず、結局、卒業して日本に戻り就職するパターンが増えています。そのため、現地での就職・移住を目指すとしても、一旦は日本で海外関連の仕事に就き、その会社の海外拠点に異動するか、またはビザをサポートしてくれる転職先を探すのが堅実な方法となっています。
これからの日本は人口減少・円高・移民の増加・更なる増税・異常気象による天災増など、リスクが大きくなっていくと言われています。自分の貴重な時間を使って何か勉強するとしたら、日本国内でしか通用しない知識や資格だけではなく、いざという時は海外でも通用する、海外で生きていける学歴・知識にも目を向けておくと良いのではないでしょうか。
海外のオンライン学習はcoursera(コーセラ)とedX(エディックス)に良質なコースが集中
インターネットを使ってオンラインで学習できるコースはMOOC(ムーク:Massive Open Online Course)と呼ばれ、たくさんのサイトがあります。しかし、ほとんどの有名大学や企業がcoursera(コーセラ)とedX(エディックス)を使っているため、まずはこの2つを知っておきましょう。
迷ったら、まずはcoursera(コーセラ)を見てみましょう。コースの数が多く、日本語字幕対応のコースもあり、アプリも使いやすいです。
オンライン留学の規模は拡大中。留学費用を節約して学びたいことを学ぶ
2023年のアメリカの情報で、授業を1つ以上オンラインで受けた大学生は540万人(全体の74%)、完全にオンラインで卒業した人は280万人(同30%)となっています。海外ではオンライン留学は当たり前で、暮らしている場所にとらわれることなく、自分の進みたい道に合った大学で学べるようになっています。
日本ではまだまだオンライン留学の割合は低いですが、コロナ禍を経てオンラインで授業を履修している人は増えています。日本国内の通信制大学だけではなく、オンラインで海外の大学を卒業する人も増えています。円安の影響で留学費用は高騰していますが、オンライン留学なら渡航費、現地での生活費、留学保険費用などが不要で、また学費も通学に比べて圧倒的に安価です。通学のための移動時間も必要ありません。場所にとらわれることなく、学びたい事を学びたい大学で学び、自分の可能性を広げましょう。
海外の大学が提供するコースの種類(学位・修了証など)はこちらで解説します